講演会

隈研吾教授最終連続講義 第五回「緑と建築」 @安田講堂

今回の隈先生の最終講義は、前回から1か月以上が空いての講義で全10回の内折り返しの5回目の講義でした。造園の専門家である進士先生と涌井先生を招いてのレクチャーでこの最終講義の分野の多様さを感じるものでした。「造家」という言葉を伊東忠太が「建築」に改めて以降、「建築」と「造園」の関係性が変わってしまった話や「造園」の持つ意味も時代の変化によりガーデニングや庭いじりと混同されている話は興味深いものです。
講演会

隈研吾教授最終連続講義 第四回「街づくりとクラフト」 @安田講堂

前回から時間が空いての第四回はデザイナーの原研哉さん、街づくりのプロである鈴木輝隆さん、和紙職人の小林康生さん、左官の挟土秀平さんを招いての講演でした。個性的な人が集まっており、話がどのように行くかが講義前からとても気になるものでした。
展示会

「安藤忠雄初期建築原図展-個の自立と対話」 @国立近現代建築資料館

湯島にある建築資料館で開かれている安藤忠雄の原図展に行ってきました。旧岩崎邸庭園の中にあるこの資料館を訪れるのは初めてでまた新しいスポットを発見した気分です。2年前に国立新美術館で開かれた展示会に比べ、住吉の長屋から光の教会くらいまでの初期の住宅や教会の作品にスポットライトを当て、平面図や断面図などの原図と模型の展示でした。
展示会

中山英之展 「,and then」@TOTOギャラリー・間

乃木坂のギャラ間で行われる建築家の個展、今回は東京藝大で教授もされている建築家の中山英之さんの展示会です。今までにないくらい評判が良さそうな展示会だったので、何としても時間を作っていきたい展示会でした。
講演会

隈研吾教授最終連続講義 第三回「コンクリートから木へ」 @安田講堂

今回は「コンクリートから木へ」をテーマに隈先生の学部時代の先生である内田先生と深尾先生を招いての講義でした。 はじめは毎回と同様にゲストで来てくださった方の講義で、内田祥哉先生による様式の歴史を追った内容のものでした。
講演会

隈研吾教授最終連続講義 第二回「家族とコミュニティの未来」 @安田講堂

今年度で退官される隈教授の最終講義シリーズの第2回。今回は社会学者の上野千鶴子さんと三浦展さんを招いてのレクチャーでした。隈先生がまず初めに、建築学と社会学という別分野でありながらどういう接点を持っていたのか、両先生方の著書をもとに話され、各時代ごとにどういう考えを持っていたかを話されました。
講演会

隈研吾教授最終連続講義 第一回「集落からはじまった」 @安田講堂

4月20日、安田講堂で隈先生の最終連続講義の第一回が行われました。初回は原広司先生と東大助教のセン・クアンを招いて「集落からはじまった」というテーマのもと講義が行われました。原先生は、隈先生の学生時代の師匠にあたり、原先生が隈先生ら学生を連れてアフリカに集落調査を行ったときの話から始まりました。
講演会

青木淳教授就任レクチャー「表面の論理」 @東京藝術大学

今年から東京藝術大学の教授に就任された青木淳さんのレクチャーを聞きに来ました。青木淳さんはこれまで大学で教授の依頼があっても断り、東京藝大なら受けても良いと考えていた経緯があっての教授就任でした。 今回のレクチャーは事前のアナウンス...
建築家

スイス建築の表現手法 クリスト&ガンテンバイン展@代官山ヒルサイドテラス

出典: 代官山のヒルサイドテラスF棟で行われていたスイスの建築家クリスト&ガンテンバインの展示会の会期に行ってきました。クリスト&ガンテンバインは日本での知名度は高くはないですが、2016年にはスイス国立博物館、バーゼル州立美術館を...
展示会

インポッシブル・アーキテクチャー -もうひとつの建築史 @埼玉県立近代美術館

埼玉県立近代美術館で3/24まで開催されてる「インポッシブル・アーキテクチャー -もうひとつの建築史」に行ってきました。 20世紀以降の国内外のアンビルト建築に焦点を当て、建築史を作ってきたビルト建築とは対になるもうひとつの建築史の流れを追っています。
建築

アルヴァ・アアルト 内省する空間

三田・田町にある日本建築学会建築博物館ギャラリーにてアルヴァ・アアルトの展示会が開催されています。アアルトの生誕120周年を記念に開催されており、東京ステーションギャラリーで開かれている「アルヴァ・アアルト もうひとつの自然」のサテライト的な位置付けです。自分自身も少しですが関わらさせていただきました。
建築家

アルヴァ・アアルトという建築家

フィンランドに生まれ、20世紀を代表する建築家であり、家具を手掛けるなど幅広く活躍したアルヴァ・アアルト。日本でも北欧の家具は人気を博しており、そう遠い存在ではない。そんなアアルトは今年で生誕120周年を迎え、日本でも大規模な巡回展が行われている。この機会に建築家アルヴァ・アアルトについて整理し、それを共有するためにこの記事をまとめる。
展示会

ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代@国立西洋美術館

国立西洋美術館で行われているコルビュジェの展示会に先日行ってきました。土曜日ということもあり、館内は結構な賑わいでした。国立西洋美術館が世界遺産に登録されてから外国の方の来館者も多くなっている印象でした。
建築家

RCRアーキテクツ展|夢のジオグラフィー@TOTOギャラリー・間

ギャラ間で催される2018年度最後の展覧会は2017年にプリツカー賞も受賞し、日本でも奈良県で活動をしているRCRアーキテクツ。彼らの詳しい活動はこの記事にまとめてあるのでよかったら読んでみてください。
雑談

卒業設計で考えていること

色々と変化もあった2018年が終わり2019年を迎え、いよいよ卒業設計も佳境に入ってくるかなと感じています。これまでの設計課題の集大成としての卒業設計を考えたとき、提出することよりもこれから建築をやっていくことで、何を考えどういう建築を行っていきたいかを考えることが何よりも重要だと改めて感じているところです
展示会

アルヴァ・アアルトーもうひとつの自然@神奈川県立近代美術館

もう終わってしまったのだけれど、この前まで葉山で開催され、名古屋・東京・青森と日本を巡回するアアルト生誕120周年を記念した大規模な展覧会「アルヴァ・アアルトーもうひとつの自然」。
旅行

すみだ北斎美術館

両国駅から少しあるいた所にある、すみだ北斎美術館。妹島さんの都内にある代表作ともいえるこの美術館は下町感あふれる街並みを歩いていると突如現れる。このファサードは美術館の特徴ともいえ、この日は天気も良く、アルミパネルに空が反射しとてもきれい。建ち方としては公園に正対しているんだけど、だからこそスリットが効いてきている気がする。
建築

田根剛展|未来の記憶 Archaeology of the future@TOTOギャラリー・間

時間があったので、TOTOギャラリーで開催されてる田根さんの展示会に立ち寄りました。東京オペラシティーアートギャラリーでも同時開催されています。TOTOがSearch&Reserchと題し設計のプロセスを展示しているのに対し、オペ...
読書

神殿か獄舎か

長谷川堯著の本書は、建築家がどうあるべきであるかを示してくれるような書籍だと思っています。代表作に<豊多摩監獄>がある、大正の建築家である後藤慶二を中心に建築家がつくる空間について語られます。 建築をつくる場合にぶち当...
読書

アメリカ大都市の死と生

以前から読まないと、読まなきゃと思いつつも中々読み進めれずにいた、ジェイン・ジェイコブスの『アメリカ大都市の死と生』を一読することが出来た。 本書は今年のはじめに映画化もされたが、1961年に出版され今のニューヨークに大きな...