「UNIQLO TOKYO」 設計:H&deM

今年の6月に「UNIQLO TOKYO」が新しくオープンした。デザインアーキテクトとしてH&deMが設計に携わっているということで、建築界隈でも大きな話題になっていた建築作品である。設計者であるH&deMがユニクロの店舗を手掛けることは初めてらしく、日本での仕事も青山にあるプラダやMIUMIU以来ということになると思う。

既存の建物に施している操作はシンプルで、スラブを貫き4層にも抜ける吹き抜け空間を作って居たり、店舗内のいたるところにガラス面が張付けられている。階によって分けられていた従来の構造に対して、シンプルな操作でそれを崩そうとしているようにみえる。また、スラブを開けるという操作によってあらわになっている梁は、時に鏡が付けられ、その結果、他フロアが映り込むという体験を引き起こしている。これはありそうであまりない体験かもしれない。(梁を鏡で覆うような事例が他にあったら教えてほしいです。。)

既存の梁と柱がむき出しになったことで、外装の中でも何か違うことを感じさせてくれるエントランスは、まるでアーチのように人々を迎え入れる。また、よく見慣れたような外壁のタイルと共存する様は、建築の歴史を継承していく意思を感じさせてくれる。この建築は、ユニクロの旗艦店でありながら、全フロアがユニクロの店舗でないこともこの形を生み出しているように思える。ユニクロの店舗はあくまで4Fまでで、それ以上の階は他のテナントが共存している。ユニクロとしてのデザインコンセプトを、建築の外装全体に波及させるように適用させるのではなく、2層に抑えることははっきりとした差を他テナントとつけつつも、共に建築内部に入るテナント同士の関係も良好に見える。(マーケティング的な話や不動産管理の話というよりは、建築としてのプログラムの関係上)。

外装を含め至る所にはキューブ型のロゴが用いられている。これもこれまでのユニクロではなかったデザインであるように思う。エントランス上にあるキューブはデジタルサインになっており。多彩な表情を見せている。こうした部分へのこだわりはさすがだと思う。くるくる回るサインは見てて楽しいし、何より飽きない。ブランドのイメージの刷新もしやすいし、いろんな方面で勝手が良さそうと思う。店舗内にも、至る所にキューブがあり、統一されたイメージを構成している。このキューブは他の店舗では見られない気がするし、もしかしたらこの店舗特有のイメージを作り出しているのかもしれない。一つのユニクロというイメージ像とは、この「UNIQLO TOKYO」は何か違うということ発信しているのかもしれない。日本最大であり、かつ銀座という土地から、世界にUNIQLOを発信していく、並大抵ではない思いがあふれている。

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コメント

  1. meeyland より:

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