『石の美術館』設計:隈研吾

那須にある隈さん設計の「石の美術館」を訪れた。本当はもう一つの馬頭広重美術館も行きたかったのだが時間なく行くことは叶わなかった。今回のように、旅行を企画していると北関東には、数えきれないほどの見てみたい建築があることに気づく。他の地域だとこれほど、集まっているところはない気がする。一気に回りたい気もするが、中々時間がなく見て回ることが出来てないので少しずつ見ていきたい。。

設計は隈研吾で、今では数多くの美術館建築も日本だけでなく海外にも多くある隈さんだが、今回訪れた「石の美術館」はその中では2000年竣工の初期の作品ということになる。隈さんのレクチャーでもたびたび登場し、隈建築の原点の一つともいえる作品であると思う。

石の美術館は芦野石という安山岩が用いられている。同じ栃木県で採れる大谷石ととても近い種類で、耐久性・耐熱性に優れながらも柔らかく加工がしやすい特徴を持つ。

この美術館では至る所に、ほぼすべてと言っていいほどの場所に石が用いられている。色も様々であるが、それが独特なファサードを作り出している。石によるルーバーや石によってつくられた茶室など、他では見ることのできないようなものがここでは多く行われている。前例のない取り組みが多くあり、計画から完成まで6年ほどかかっている作品で、この施工がとても大変だったという話を聞く。

元々あった石蔵を再生しつつ、広場づくりと石を利用したルーバーづくりに取り組んでいる。こういった仕事は富岡の「おかって市場」もすごい似たような仕事であり、古いものの素材を生かすという操作は良く見るべき視点なような気がした。

コメント