院試受験ログ~東大院建築受験~【専門課題Ⅱ】

このページでは、専門課題Ⅱに着目して書いていきます。

東大の専門課題Ⅱは、即日設計/計画・建築史・構法系/環境系/構造・材料系

の4つの群に分かれています。即日設計は試験時間4時間で、その他の3つの群は3時間と異なります。また、どの科目を選ぶかは、研究室に依らずに自由に選ぶことが出来ます。(例えば、構造の研究室を希望するが即日設計を選択するなど、逆に意匠系の研究室を希望するが環境を選ぶなど。)この専門課題Ⅱの科目は出願の際に選択するので注意が必要です。即日設計については、こちらを参考にしてみてください。道具から時間の立て方までをまとめてみました。

即日設計以外の3つの科目は、専門課題Ⅰの延長として勉強することもできるので、それらの科目の中に自信をもって得意といえるのであるならば、それらの科目を選ぶのも得策かもしれません。どうしても、勉強する範囲が広範囲に及ぶと時間が無くなってしまい専門課題Ⅱがおろそかになってしまうかと思います。決して配点が小さい科目ではなく、落としてしまうのは致命的なダメージを受けてしまうかと思います。科目を選択する際には、絞ってみることも一つの選択肢として大事だと思います。

また、意匠系以外でも即日設計を選択する人が多いかと思います。その理由として、ある程度対策をすることで本番でも失敗することが少なく、及第点を取りやすいことが理由として挙げられます。(これはあくまでも主観ですのでご注意ください。)例えば、環境や構造などの場合、自分の苦手な範囲があったりした場合、まったく手を付けることが出来ないこともあるかもしれません。一方で、即日設計の場合は、機能として何が求められるかは当日までわかりませんが、一定の練習をすれば、しっかりと回答用紙を埋めて提出することは可能だと思います。(当然時間内に書き終えるための練習は必要ですが、過去問等を取り組むことで着実に力をつけることが出来ると思います。)採点方法は公表されていませんが、必要図面が一通りそろっておりプランとしても動線など重要な箇所が解けていれば6割ほどの及第点はもらえるなどという噂もあります。これは、他の科目では難しいことかなと思っています。また、東大では練習会を毎年行っており外部生も参加することが出来ます。実際に過去問を解いてみたり、過去に受験した先輩からアドバイスを貰えることは大変貴重な機会で、かつ必須なことと思います。これは、あくまでも学生が主体的に行っていることで、情報が広まっていないかと思いますので、研究室訪問に行った際にこの練習会のことを聞いてみるといいかもしれません。

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