建築学生のパソコンの選び方

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そろそろ新入生が入学する季節で、1年が経つのは早いなと感じてます。

ところで、毎年毎年の新しく入ってくる建築学生が疑問に思うことは「どのパソコンが建築学科に向いているのか」だと思います大学生になると自分のパソコンが欲しいと考える人も多いと思いますが、建築学科生はパソコンが必要になります。建築学科は他の学科とは違う点も多く、僕自身も入学するときは非常に悩んだので、必要なスペックの情報をまとめてみました。

学科でアナウンスがある場合はそれまで待ったほうが得策かもしれません。特にない場合やよく分からない場合の参考になってもらえると嬉しいです。

目次

画面サイズ

ノートパソコンの場合、軽いPCを選んだほうが持ち運びやすくていいと考えがちですが、必ずしもそれに当てはまらないのが建築学科事情です。もちろん、軽いに越したことはないのですが作業性を考えると画面が大きいことが求められます。CADや3Dソフトを使うと同時に平面や立面を見ながらの作業になり、画面が小さいとこの作業が大変になります。そこで15インチという大きさが一番適していると思います。13インチと15インチのPCを使った経験からも、このサイズの差は大きいかなと思います。

ただ、13インチなどの小さいPCでもモニターにつなぐことで、作業効率は挙げることができるので、自宅などにそういった環境が整えることができるのであれば、そういった使い方も考えられます。

CPU(プロセッサ)

パソコン内の性能は各機種によりさまざまです。お金をかけて高いスペックのものを買うこともできますが、あまりに過剰性能なものではもったいないです。

とはいったもの建築学生が使うPCのソフトは比較的負荷のかかるものが多いです。たとえば、エクセルやワードなどのソフトしか使わないのならばcorei5のCPUで十分ですが、建築学生は3Dでの作業を行ったり、IllustratorやPhotoshopでプレゼンボードの作成をしたり、さらには同時にこれらの作業を一つのPCですることもあります。そのため、多少の値段は上がりますがCore i7のCPU内蔵のPCをお勧めします。

GPU(グラフィックボード)

パソコンの性能のうちCPUがどういったものか分かっている人はいるとは思うのですが、PCの初心者の方はGPUについては良く知らない人も多いのではないでしょうか。

GPUは簡単に言うと3D作業下での作業スピードに大きくかかわってきます。どんなPCでもintelなどのグラフィックボードが内蔵されているのですが、これにも性能の差があります。一般的に使われているグラフィックボードはNVIDAのGeForceAMDのRADEONがあります。値段の高いPCはこれらのGPUが内蔵されていることで、値が上がっていることがあります。ただ、GPUはノートパソコンの場合、後からつけることは難しいので内蔵されているPCを選ぶことをお勧めします。自分もはじめはGPUが内蔵されていないPCを購入し非常に後悔しました。

これらの点をPCを購入する際は良く考えてみてください。比較的長い時間の付き合いとなるPCですので、最終的には自分にあっていると感じたものを是非買ってください。WindowsかMacで建築の作業を行う上での違いもあるので下記事もぜひお読みください。

重量

PCを選ぶ基準となるものとして「重さ」があると思います。学校と自宅の両方で使う場合は持ち運びやすさも大切になってきます。重さは1.8kgくらいが基準になり、それより軽いと持ち運ぶのもそこまで苦ではないかなと思います。ただ、重さを優先してスペックを下げてしまうのはあまりお勧めできません。

光学ドライブ

重さを減らす策として光学ドライブを内蔵していないものを選ぶという手があります。これだけでも数百グラム変わると思います。DVDやCDを取り込む機会も最近は減ってきており、もし必要であれば自宅に外付けの光学ドライブを備えておけば充分と思います。

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OS

OSはパソコンを選ぶ上で一番の悩みどころだと思います。OSによって、大きく選択肢が絞られてくるので重要なポイントです。長くなるので別記事でまとめました。よかったら見てください。

パソコン選びは高い買い物にもなるので、色んな情報をもとに考えてみてください。

建築旅行や院試、書籍のレビューなどもしているので、もし良かったら見ていただけると嬉しいです。。

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