夏の暑い日が続いている今日この頃ですが、冬に訪れた東北の旅の涼しい日々を思い出しました。
東京から北に700kmの青森県には現代建築の名作がいくつもあります。その中の一つ、青森県立美術館は青木淳設計の美術館です。
雪の積もる日は、白い雪が建物の白さと合っています。所々に見えるアーチ窓も特徴の一つです。
自分としては正面の庇は好きな空間なのですが、青木淳さんとしてはダイナミックすぎて気に入ってはないみたいです。
美術館や博物館に行くと、サイン表示がよく目に入るのですが背景の白いレンガの背景と合わさって魅力的なフォントだと思います。
美術館内は撮影不可なのですが、奈良万智さんの代表作である”青森犬”だけは撮影することが出来ました。
このようなダイナミックな展示方法は、美術館の空間構成として見習うべきだと思いました。
美術館全体としては、土の上向きの凹凸と真っ白なホワイトキューブの凹凸が隙間を持ちながら噛み合わされています。それも完全なかみ合わせではなく、微妙な隙間があるなど不完全なものです。これを含めてフラジャイル・アーキテクチャーという言葉につながっていると、いまになると思います。
青木淳さんの建築は各地にあるルイヴィトンのファサードを見たぐらいで、まだま内部空間を体験した建築は少ないので、機会があれば大宮前体育館なども行ってみたいです。
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