東大の大学院を受験するときの一つの越えなければ行けない壁の一つがTOEFLです。 壁と例えた理由として、東大では英語・TOEFL足切りにしか使われていないとも言われてます。(ここら辺はあくまでも噂なので軽視することはできません。)ほかの科目と並行して、最低限の英語力を見られている試験として考えるといいかもしれません。
TOEFLについて
TOEFLには種類がいくつかあり、東大受験の際はIBTのスコア提出かITPを実際に東大の試験会場で受けるかの二択になります。なので、IBTの優れたスコアを持っている方は、スコア提出という手段を取れますが、受験者の多くはITPを当日受けているように思われます。自分が受験した年のスコア提出者は約200人中5人ほどだったと記憶しています。
ITPテストについて
東大で受験する際に利用されるITPテストは四技能の全ての試験であるIBTとは違い、リスニング・文法・リーディングで構成されているテストです。IBTが120点満点なのに対して、IPTの満点は667点です。問題の感覚としては、比較的TOEICに近いと感じます。ただし、ビジネスに特化した問題が多いTOEIC試験に比べ、より広い語彙力が問われます。
ボーダーラインについて
よく言われているのはITPで500点ほど取れれば問題はないということです。この情報がどこまで信用出来るかは不透明なので、自分は550点は確実に取れるようにに勉強しました。足切りにしか使われないと言われてはいますが、切られてしまえば元も子もないので。ちなみに、TOEFL-ITPでの550点はTOEICでいうとだいたい730点に相当します。
対策
TOEFLの対策は何をしたら良いのか、自分自身もかなり不安だった 記憶があります。TOEICは今までにも何度か受けたことがあったので、比較して説明したいと思います。
TOEFL-ITPのセクションは1-3まで分かれており、セクション1で聞き取り能力、セクション2で文法の知識、セクション3で読解力がそれぞれ問われます。
リスニングでは、いずれの問題も一度しか流れないため、注意深く聞き取ることができる能力が問われています。まず、前提となる語彙力、それに加え、英語を聞きなれている集中力が必要になります。
文法は形式が特殊なので、特に対策をした方が良い分野です。一つの例文について4箇所にアンダーラインが引かれ、文法的に間違っている箇所を選ぶというものです。一見簡単そうに感じますが、ぱっと見では全部合っているように感じてしまいます。
リーディングについては、自分としてはTOEICより解きやすいイメージです。一つ一つの文章もそこまで長くないのに加え、一文章に10問の問題があり、読んだ文章がそのまま答えにつながる印象です。ただ、TOEICがビジネス文であるのととは違い、学問的な文章からの問題なのでTOEICとは違う語彙力が求められます。
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